社会福祉法人鶴林福祉会が、平成17年12月1日から開設した障害者のグループホーム「なのはな荘」は、令和6年3月31日で廃止され、18年4ヵ月の歴史を終えました。この間、重度重複障害を含む入居者の構成は、まだ全国でも珍しい取り組みで、パイオニアとして、たくさんの問い合わせがありました。そして、住居を賃貸で提供してくださった山口夫妻をはじめ、多くのみなさんにご支援いただき、地域の中に溶け込んで暮らすことができました。
　このたび、この実践を引き継ぐ形で、合同会社なのはなを設立し、令和6年5月1日より、第2期「なのはな荘」を開設しました。第1期に続き、第2期も山口ご夫妻からのご厚意で、住居を賃貸で提供していただけることになり、厚く御礼申し上げます。また、バックアップ施設を受けていただいた社会福祉法人鶴林福祉会にも御礼申し上げます。

　現在は、５月より知古の旧なのはな荘を解体撤去し、第1住居なのはな荘（定員2名）は、直方市山部に仮住居を借りて、第2住居シャンリバー（定員2名）は、現在の住居のまま、暮らしていきます。
　解体した知古のなのはな荘を新築していただき、第1住居なのはな荘は、令和6年11月１日に定員5人に増員します。新居での生活をスタートし、第2住居（定員2名）とあわせて「なのはな荘」定員7名になる予定です。

　街中の住居の利点を生かして生活を楽しみ、地域に溶け込むように、おいしく食べて健康に、こころ明るく楽しく暮らしていく……そのような第2期「なのはな荘」のくらしのカタチを建設する、1年目がはじまりました。
　関係するみなさまに感謝し、また引き続きご指導ご支援をお願いして、合同会社なのはな設立のご挨拶といたします。ありがとうございました。